アメリカのフロリダ州にあるモテ・マリーン研究所のカール・ルアー博士の報告によると、高濃度の発ガン物質を入れた水槽で飼育してもサメはガンにかか
らなかったといいます。自然界のサメにもガンが見つかったという報告はありません。サメには天敵もいません。命を奪われる可能性は、人間に襲われる不慮の事故と、傷付いた時に襲ってくる共食いの相手だけなのです。
当然寿命も長く、もっとも長いアブラツノザメで70年といわれています。
人間より長生きのサメがいるのです。
まったく恐るべき生命力と驚嘆せざるをえません。
サメの目を見ると、どこかとぼけたような、何を考えているのかわからないような雰囲気があります。
それでいて、その内実は天与の生存能力を秘めた、非常にクレバーな存在といえそうです。
海のギャングとして恐れられるサメであるが、実際に人間を襲い命を奪うことはそんなに多くありません。
蜂に刺されて命を落とす確率の方がずっと高いです。
むしろ人間にとって恩恵を与えてくれることの包が多いのです。
例えばヨシキリザメ、ネズミザメ、アブラツノザメなどの肉は煮たり焼いたりして食用となるし、それ以外のサメも、ちくわや蒲鉾などの練り商品の原料となります。
ヒレは中華料理の高級食材として有名なフカヒレに、肝油もかつてビタミンAの補給源よく使われました。
皮はなめして財布やベルトなどの皮革品にしたり、サメ肌を利用して
サンドペーパーがわりに使われていた時代もあります。
そして近年、サメ軟骨に含まれる成分に血管新生抑制物質の
存在が確認され、にわかに注目を集めるようになりました。
4.サメには骨がない >> |