サメは捨てるところがないというくらい有効活用されてきました。食品としてはふかひれスープが有名ですが、健康食品としては肝油も古くからあります。
サメの肝臓は全体重量の1/4を占めるほど大きく、さらにその肝臓には肝油が約半分つまっています。サメの肝油はビタミンAが豊富に含まれています。
サメには骨がありません。骨というのは硬骨のことです。サンマやイワシなど多くの魚には骨(硬骨)があります。サメにはその骨がなくすべて軟骨で体をささえています。軟骨の最大の特徴は血管がない、ということです。
軟骨に血管がないのは血管を作らせない物質があるからです。血管を作らせない物質のことを「血管新生抑制物質」と呼んでいます。
近年ガンや関節痛などにこの血管新生がかかわっているということがわかってきました。血管新生が原因とされる病気は年々発見され、現在では約50種類もの病気が血管新生となんらかのかかわりがあると言われています。
サメ軟骨の「血管新生抑制物質」を利用することができれば「血管新生」を防ぐことができるのではないか。そう考えた研究者たちが「血管新生抑制物質」の効果を調べる研究をし、欧米では製薬会社が研究を重ねその抑制物質の特定に成功してきています。
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